記事の内容
・油絵の地塗りについて
この記事を読むメリット
・油絵の地塗りについてわかるようになる
・自分で地塗りができるようになる
この記事を読まないデメリット
・地塗りの作業を飛ばしてしまってうまくいく絵が描けない
・自分で地塗りができない
油絵の地塗りとはいったい何?地塗りについて解説します!
こんにちは。松河潤です。
油絵は、油絵の具をキャンバスにのせるだけで完成すると思われがちですが、
実は完成度の高い絵を描こうと思ったらいろんな工夫が必要です。
「地塗り」もそのような工夫の一つです。
「ちゃんと描いているのに絵が思い通りにならない…」
なんて思っている人は、
実は地塗りをしていないのが原因だった、
ということがあるかもしれません。
そこで今回はそんな大事な一工夫の「地塗り」について解説していきます!
油絵のテクニックについての記事はこちら
「地塗り」とは
「地塗り」とは、
キャンバスにあらかじめ行っておく下処理のことです。
もちろん、キャンバスにそのまま絵の具をつけても良いのですが、
地塗りをすることによって
・絵が変色するのを防ぐ
・制作時間が短縮できる
・キャンバスの凹凸をなくして描きやすくする
・キャンバスに色を付けることによって絵に深みやまとまりが出る
といったメリットがあります。
「油絵を描いているけど何となく薄っぺらい気がする…」
「キャンバスの目がデコボコしていて描きづらい…」
という方は地塗りをするだけでだいぶ変わりますよ!
地塗り剤
最近では、すでに地塗りをしてあるキャンバスも売っていますが、
自分にちょうど良くした処理されたキャンバスが欲しい!
という場合には自分で地塗りをするのもおすすめです。
地塗りに使うものには
・クイックベース
・白亜
・ジェッソ
などがあります。
油絵のプロだと、市販の商品ではなく自分で成分を調合して描くことも多いのですが、
最初からそんな高レベルなことは難しいので、
市販品を買って塗れば良いかと思います。
クイックベースを使うのが一般的ですが、
クイックベースは乾燥まで1~2週間かかります。
そんなに待ちたくない!という場合には
ジェッソがおすすめです。
ジェッソは3日ほどあれば乾燥します。
しかし、ジェッソは表面が乾燥しているように見えて実は内部はまだ乾いていなかった…
ということもあります。
少なくとも3日は乾かせるようにしましょう。
まとめ
・地塗りはキャンバスを平らにしたり、絵に深みを持たせたりするのに使う
・地塗りはクイックベースを使うことが多いが、早く乾燥させたいならジェッソ
地塗りは地味な作業ではありますが、
作風などによっては完成度に大きな影響を与えてくれます。
正直私も最初の頃は面倒くさがっていましたが、
地塗りをすることによって格段に描きやすくなったのは確かです。
最初は慣れないと思いますが、
是非、地塗りに挑戦してみてくださいね!
油絵の道具についての記事はこちら
「油絵が上手くなりたい!」
「油絵を基礎からやりたい!」
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