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絵画「オフィーリア」を解説!作者と他の作品は?

記事の内容

・絵画「オフィーリア」について

・絵画「オフィーリア」の作者と作品について

この記事を読むメリット

・絵画「オフィーリア」について理解が深まる

・絵画「オフィーリア」の作者について詳しくなる

絵画「オフィーリア」を解説!作者と他の作品は?

こんにちは。松河潤です。

絵画「オフィーリア」って見たことがありますか?

私は残念ながら見たことがないのですが、

とても好きな絵画の一つなのでいつか生で見てみたいなと思っています。

今回は、そんな言わずと知れた名画「オフィーリア」について語っていきます!

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絵画「オフィーリア」とは

「オフィーリア」(1851~1852)とは、イギリスの絵画です。

「オフィーリア」とはウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の登場人物で、

彼女がデンマークの川におぼれてしまう前に歌を歌っている光景を絵画にしたものです。

神話や戯曲から絵画になる例は多く、

「オフィーリア」もその一つの例です。

腕を広げ、上を見つめながら横たわるオフィーリアは

どこか神秘的な宗教性すらも感じさせます。

赤いケシの花は眠りと死の象徴であることから、

これからのオフィーリアの運命を暗示しています。

オフィーリアの青ざめた表情と周囲の自然の明るい色彩もうまく対比されています。

「オフィーリア」の作者は?

Millais - Self-Portrait.jpg

「オフィーリア」の作者はジョン・エヴァレット・ミレー(1829.6.8~1896.8.13)という

イギリスのラファエル前派の画家です。

ラファエル前派は「芸術は自然に忠実でなければならない」をモットーにしており、

ミレーもこのモットーに従って絵画を制作していました。

「オフィーリア」についてもミレーはそのモットーを掲げました。

「オフィーリア」制作にあたってミレーは背景に適した場所を見つけ、

一日最大11時間の制作を週に6回、5カ月間背景を描き続けました。

冬になると雪をしのぐために小屋の中でずっと制作するようになったとのことです。

背景だけでも執念がすさまじいですね…!

さらにオフィーリアのモデルのエリザベス・シダルという女性を

水を張ったバスタブに横たわらせたらしいのですが、

バスタブの水を温めるためのランプの火が消えたことに気づかないほど

制作に集中していたそうです。

「オフィーリア」はミレーの集中力と執念のたまものといえるでしょう。

絵画「オフィーリア」の作者の他の作品は?

「初めての説教」

ミレーの他の有名作品といえば、「初めての説教」(1863)や「二度目の説教」(1864)でしょうか。

「初めての説教」はミレーの当時5歳の長女エフィーをモデルに描かれた作品であり、

少女が緊張した固い表情で教会の説教を聞いている様子が描かれています。

「二度目の説教」では途中で眠りこけてしまった少女を描いており、

どちらもミレーの評判を高めた作品です。

等身大の少女の様子はなんだかほほえましいものがありますね。

まとめ

オフィーリア, 女性, 水, 池, 美しさ, 悲しみ, 花, ウェット, 髪, 女の子, ストーリー

・絵画「オフィーリア」はシェイクスピアの戯曲「ハムレット」の光景を描いた絵画

・作者はジョン・エヴァレット・ミレー

・ミレーは「オフィーリア」の制作のためにかなりの時間と苦労をかけた

ミレーの観察が光る代表作「オフィーリア」

美術館で見たときには、この記事に書いてあることを思い出しながら、

作品の細部の描き込みなどを見てみてください。

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1 件のレスポンスがあります

  1. 2020年4月30日

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