記事の内容
・絵画のサイズについて解説
この記事を読むメリット
・自分で絵を描くときにキャンバスのサイズがわかる
・自分で適切なサイズを選ぶことができる
この記事を読まないデメリット
・絵画のサイズがイメージできず、
通販で自分には合わないサイズのキャンバスを買ってしまう
絵画の号って?絵画のサイズを徹底解説!
こんにちは。松河潤です。
美術館に行ったとき、
絵画の展覧会に行ったとき、
自分でキャンバスを買う時に目にする
「号」もしくは「F6」などの文字。
最初見たときは何のことかわからず混乱した方も多いのではないでしょうか?
実は、私も絵画をよく知らなかった頃は同じような経験をしました。
これらはキャンバスのサイズを表す文字です。
では具体的にはどう読むのか?ということを
この記事では解説していきたいと思います!
絵画のサイズ
現在では、絵画は「〇〇cm×〇〇cm」などで表されることも多いですが、
「号」を使っている画材屋などもあります。
「号」で数える場合、「F6」のように、
アルファベットと数字で表すことが多いです。
号数のアルファベットの意味
アルファベットは、F・P・M・Sの4つがあります。
これらのアルファベットは、キャンバスの短辺を表しています。
FはFigure(人物)、
PはPaysage(風景)、
MはMarine(海)、
SはSquare(正方形)
の意味があります。
Fは人物を、Pは風景を、Mは海を描くのに適したサイズと言われてきました。
もちろん、Pだから絶対に風景を描くべきだとか、
Fだから人物以外描いてはいけないとかそういうわけではありませんが、
キャンバスを買う時には意識しておいた方が良いかもしれません。
長さは、それぞれ長い順に、
S,F,P,Mの順番になります。
号数の数字について
号数の数字は長辺の長さを意味します。
数字ごとに長さをまとめると、
0号…180㎜
1号…220㎜
2号…240㎜
3号…273㎜
4号…333㎜
5号…350㎜
6号…410㎜
8号…455㎜
10号…530㎜
12号…606㎜
15号…652㎜
20号…727㎜
25号…803㎜
30号…910㎜
40号…1000㎜
50号…1167㎜
60号…1303㎜
80号…1455㎜
100号…1620㎜
120号…1940㎜
130号…1940㎜
150号…2273㎜
200号…2590㎜
300号…2910㎜
500号…3333㎜
となっています。
号数の読み方
例えば、
F6号の場合は
6号なので長辺の長さが410㎜になります。
短辺は、Fの比率に合わせるので全体的なサイズは
410x318㎜です。
同じようにP6は
410x273㎜、
M6は
410x242㎜、
S6は
410×410㎜です。
同じくFのキャンバスでも、
F4なら333x242㎜です。
アルファベットと数字の組み合わせで全然違います。
SMとは?
アルファベットと数字の組み合わせではない
「SM」というサイズのキャンバスがあります。
SMとは、サムホールの意味で、
1号と2号の間ぐらいのサイズです。
サイズは227×158㎜です。
正方形のSSMもあり、
SSMのサイズは227×227㎜です。
これだけ例外的にアルファベットと数字の組み合わせではありませんが、
これだけ覚えてしまえば大丈夫です!
まとめ
・「号」はキャンバスサイズを表している
・アルファベットは短辺、数字は長辺を示している
・SMという1号と2号の間のサイズがある
これだけ覚えておけば、まずキャンバスサイズで苦労することはありません。
覚えてしまえば簡単なので、ぜひ頭の片隅にとどめておいてください。
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