記事の内容
・油絵とアクリルの比較
この記事を読むメリット
・油絵とアクリルの違いを比較できる
・油絵とアクリルのどちらをするか迷っている人は吟味しながら選べる
この記事を読まないデメリット
・自分に合わない画材を選んでしまう
・画材を買った後に後悔して、お金と時間の無駄になる
油絵(油彩)とアクリル、どっちがおすすめ?徹底比較!
こんにちは。松河潤です。
油絵や水彩と並んで人気の画材であるアクリル。
でも正直、何が違うのかわからない…
油絵とアクリルで迷っているんだけど、自分にはどちらがいいんだろう?
なんて声はよく聞きます。
せっかく絵を始めるなら、自分に合った画材を選びたいものですよね。
そこで今回は、
油絵とアクリルの違いについてまとめてみました!
油絵とアクリルで迷っている方はぜひこの記事を読んで比較してみてください!
油絵と水彩の比較はこちら
油絵の特徴についてまとめた記事はこちら
油絵とアクリルの違い
制作時間
上の記事でも書いているのですが、
油絵は絵の具が乾くのが遅いです。
一つの層が乾くのには3~4日ほどかかります。
もっとも、メディウムやオイルを使って制作時間を短くするのは可能です。
アクリルは数時間経てばすぐに乾くので、
制作時間は短くなることが多いです。
完成した作品の雰囲気が違う
油絵は何層も絵の具を重ねて深みを表すことが多いのに対し、
アクリルは原色を使ってビビッドな作品にすることが多いです。
明るい印象の反面、人によっては「安っぽい」という印象を受けることも。
こればっかりはどちらの画材の方が自分に合っているかという点でしか比べようがないので、
自分の絵に使われている色がどんなものなのか、
どんな色が自分は好きか
という点で考えてみてください。
グラデーションのしやすさ
油絵はグラデーションがしやすいのが特徴です。
筆の使い方によっては筆跡が残らないので、
本当の写真のような絵を描くことができます。
これに対してアクリルは筆跡が残りやすいので
油絵ほどリアルなタッチをするのは難しいです。
におい
油絵を描くとなると、
どうしても気になるのが「におい」です。
油絵の具は油(乾性油)が入っていますし、
筆を洗う液(筆洗油)にも油が入っているので、
どうしても特有のにおいがあります。
これに対して、
アクリルはにおいは全くありません。
制作の手軽さ
油絵はどうしてもキャンバスを出して、絵の具を用意して、油を用意して…
という作業が必要なので、
制作に手間がかかると言えるでしょう。
アクリルは水で溶いて描けるので、
制作の手軽さではアクリルの方が上でしょう。
表現方法の多彩さ
油絵は表現方法が多彩です。
例えば、油絵は乾くのが遅いので、
絵の具の層が乾く前に一気に描き上げるという技法ができます。
これに対し、アクリルは乾くのが速すぎて
絵の具を混ぜながら一気に描き上げるという技法ができません。
アクリルの方が表現方法はどうしても狭められてしまうのは事実です。
片づけ
油絵は片づけを怠ると
筆やパレットが固まって使い物にならなくなることが多いです。
絵の具が乾くのが遅いと言っても
忘れずに絵の具を落とすことが大切です。
逆にアクリルは絵の具が乾くのが速いので、
筆やパレットがすぐに固まって使い物にならなくなることが多いです。
水につけたり、乾くのを遅らせるメディウムを使いましょう。
まとめ
・制作時間は油絵の方が長く、アクリルの方が短くなりがち
・油絵は深みがあり、アクリルはポップでビビット
・リアルタッチに向いているのが油絵
・においが気にならないのがアクリル
・制作画手軽なのはアクリル
・表現方法が多彩なのが油絵
・油絵は忘れず片づけをすることが大事、アクリルはすぐに片づけをすることが大事
油絵もアクリルも一長一短です。
自分の作風や正確に合わせてよく吟味して選びましょう。
あなたが後悔のない選択をすることを祈っています。
「油絵を描いてみたい!」
「油絵が上手くなりたい!」
「油絵を基礎から学びたい!」
というあなたはこちらをどうぞ